渡邊浩滋の賃貸言いたい放題 第七十八回寝られなくなる私が試した方法｜～司法書士試験。前日の作戦と甘くない試験～
私の履歴書⑩～司法書士試験。前日の作戦と甘くない試験～
渡邊浩滋総合事務所の10周年の節目として自分自身のことを振り返っています。
司法書士試験前日にやったこと
司法書士試験直前。もう十分すぎるほど勉強しました。
あとは本番をどうやって迎えるか。
私は昔から繊細な人間なのか（笑）、発表会、試験などイベントの前日は眠れないことがありました。
「万全で試験を迎えたい。」
考えた結果が、
前日の夜に、酔い止めの薬を飲むことでした。
酔い止めには、眠気を誘う成分が入っているため、それに頼ろうという作戦です。
おかげで、前日は早々と寝ることができました。
しかし、翌朝起きると、頭がボーッとしたまま。。
酔い止めの影響が抜けないのです。
頭が働かない感覚のまま試験を受けることになりました。
そして、試験開始
午前中の試験が始まり、問題を開いた瞬間。
眠気が一気に吹っ飛びました。
「いままで見たことのない問題・・・」
過去問が身体に染み付いていたので、あきらかに違うことを肌で感じました。
司法書士試験は５つ選択肢を選ぶので、５つの中から正しいものや、間違っているものを選ばせるのです。
しかし、今回の問題のほとんどが、５つの選択肢の正解の個数を選ばせるもの。
これでは５つ選択肢を一つ一つ検証して正しいか不正解かを判断しなければなりません。一つでも間違えると全部間違えてしまいます。
「鬼か・・・」
泣きそうになりながら問題を解いていました。
一つ一つ判断が迫られるため、いつもよりも時間がかかります。
ペースも乱され、焦りしかありません。
タイムアップ。
まったく手応えがありません。
お昼も記憶がないくらいショックでした。
ちなみに午後の試験は比較的易しかった問題でした。
しかし、午前の試験と午後の試験それぞれに足切りがあり、基準点を満たさないと合格できません。
「もう終わった。甘くなかったな。」
２回目の司法書士試験が終わりました。
（続く）
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