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私の履歴書㊲~「お金がない」青天の霹靂~

渡邊浩滋の賃貸言いたい放題 第110回

私の履歴書㊲~「お金がない」青天の霹靂~

 

渡邊浩滋総合事務所の10周年の節目として自分自信のことを振り返っています。

2021年12月4日に丸10年を迎えました。

10年やってこられたのも、支えてくださった皆様、スタッフのお陰です。

今後ともよろしくお願いいたします。

実家での出来事

少し時間を巻き戻して、実家で税理士の勉強をしていたときです。

大阪勤務だった商社を辞めて、お金がなかった私は実家に戻り、
資格の専門学校に通っていたのです。

社会人になってから会社の寮に住んでいたので、実家に戻るのは4年振りくらいです。

そんな実家での出来事です。

「固定資産税が払えない」、突然、私の母親が騒ぎ出したのです。

どういうことだろうと、聞いてみると、

「固定資産税を滞納しているために差押えの通知が来た。
固定資産税を払うためにはアパートを売却しなければならない。」

とのこと。

私の実家は、いわゆる地主でして、昭和の終わり頃に祖父の相続対策でアパートを建築し、
アパート収入で生計を立てています。現在は5棟86室あります。

しかし、私は、次男ということもあり、アパート経営に全く興味がありませんでした。

当然、兄が経営を引き継ぐのだろう、一生安泰でいいな、くらいに思っていました。

 

ところが、アパート経営していて、お金がない・・・

 

私の頭では、とても理解できなかったのです。

 

子どもの頃の記憶を辿っていました。

小学生4年から塾に通い、中学生から私立。

附属の学校でしたが、成績が落ちないように塾に通っていました。

どこを思い返しても、『お金がない』という経験はなかったのです。

むしろ賃貸経営をしているので、他の家庭よりも裕福だとも思っていました。

裕福だと思っていたのは自分だけ?

全く頭が追いついていません。

実は家が貧乏だったなんて・・・

 

(続く)

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ABOUT ME
渡邊浩滋
大家さん専門税理士事務所、渡邊浩滋総合事務所代表。当サイトを運営する大家さん専門税理士ネットワーク「Knees(ニーズ)」代表。 自らも両親から引き継いだアパートを経営する大家であり、「全国の困っている大家さんを助けたい」という夢を叶えるべく日々奔走している。 全国でのセミナー出演、コラム執筆等多数。
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