~大家さんも使おう!!「補助金」「助成金」~
今月号は、保険×不動産マイスター 津曲(つまがり) 巖(いわお)より、
お届けいたします。
建築資材の高騰など昨今の賃貸経営を取り巻く、とりわけメンテナンスに係る
費用、支出は従前のおおよそ20%アップ(それ以上!!)と言われています。
そんな中、今月は、少しでも「キャッシュ・フロー」を豊かにするために、
このメルマガ読者の中には、すでに利用された方々も多いと存じますが、
大家さんも
利用できる国の支援制度や自治体の実施している補助金制度などを
みていきましょう。
初回の本稿では、まず国の行っている「キャンペーン」をみていきましょう。
●「住宅省エネ2024キャンペーン」とは・・・
概略は次の通りです。
◆2050年カーボンニュートラルの実現に向け、
家庭部門の省エネを強力に推進する
ため、住宅の断熱性の向上や高効率給湯器の導入等の住宅省エネ化を国が
支援する以下の【4つ】の補助事業の総称。
1.子育てエコホーム支援事業(国土交通省)
2.先進的窓リノベ2024事業(環境省)
3.給湯省エネ2024事業(経済産業省)
4.賃貸集合給湯省エネ2024事業(経済産業省)
それぞれの「予算」は次の通り、発表されています。
1.令和5年度補正予算:2100億円、令和6年度当初予算:400億円
2.1350億円
3.580億円
4.185億円
以上となっており、いずれも「予算の上限」に達すると締切となります。
*予算の執行の状況は、月次で公表されます。
(おそくとも2024年12月31日まで)
対象者は、1~4の新築は「住宅取得者」、
リフォームは工事の発注者が対象です。④は
賃貸集合住宅の所有者(オーナー)が対象です。
住宅については、戸建て、共同住宅等・集合住宅の別を問いません。
●【補助額】について(子育てエコホーム支援事業HPより抜粋)
下記の補助額について、上限の範囲で申請できます。
上限の範囲内であれば、複数回の申請も可能です。
概略は、以上となっています。
次号以下、一つずつ内容をご案内させていただきます。